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農家さんと茶に向き合い、茶畑の景色を未来へつないでいく。

2018年入社

掛川中央茶業 茶園管理部 リーダー

T.S.

ファーストビュー
スタッフの様子

担当している仕事について教えてください

私は茶園管理部のリーダーとして自社茶園の管理や、茶葉の収穫を担当しています。収穫は新茶のあと、二番茶、三番茶、秋冬番茶と続いていきます。

仕事で大切にしているのは、日頃から茶畑をよく観察することです。虫の発生や病気の兆候、水不足など、小さな変化を見逃さないようにしています。毎年、気温や降水量などの条件は異なるため、同じ管理方法が通用することはありません。新茶の時期に向けて良い茶葉が採れるように、その年の茶畑の状態を見極めながら対応しています。

そして、待ちに待った新茶の収穫時には、複数ある茶畑の生育状況を見極めながら、どの畑から収穫するかを判断します。新茶は特に品質の高いお茶となるため、手摘みで丁寧に収穫します。茶葉は摘み取った瞬間から品質の変化が始まるため、鮮度を保ったまま届けることが重要です。運搬中も送風機で風を送りながら、良い状態で工場へ届けられるよう心がけています。

職場のチーム感、雰囲気について教えてください

佐々木製茶は、地域の農家の皆さんとともに「カネ上製茶協同組合」を設立し、契約茶畑を広げてきました。現在は30戸を超える農家の皆さんと日常的に連携し、茶畑の状態や収穫のタイミング、その年の茶葉の出来栄えなどについて情報を共有することで、佐々木製茶全体の品質の安定につなげています。

茶園管理部は、農家としての経験はまだ浅いため、農家さんの知恵を学ばせてもらうことを大切にしています。たとえば、新しい資材や肥料を選ぶ際には、「昨年使って良かった」「今年はこちらが合いそう」といった、長年続けている農家の皆さんの意見を参考にし、茶園管理部で話し合い、管理方針を決めていきます。チームで助け合いながら仕事を進められる環境は、個人で営農する場合との大きな違いだと感じています。

農家の皆さんは、父や祖父の世代にあたる方が多くいらっしゃいます。仕事の相談はもちろん、世間話を交わすことも多く、信頼関係のなかで仕事ができていると感じています。

佐々木製茶に入社を決めた理由を教えてください

祖父が茶農家として働いていたので、幼い頃から茶畑は身近な存在でした。ゴールデンウィークになると、一緒に茶畑へ出かけたり、茶葉を工場へ運ぶのについて行ったりと、私にとって茶畑は遊び場のような存在だったと思います。その経験から農業に興味を持ち、学校では農業について学びました。そして、仕事にするなら、お茶に関わる仕事がしたいと考え、佐々木製茶に入社しました。

入社当時は、ちょうど茶園管理部が立ち上がった頃でした。仕事を続けるなかで、茶畑の景色は少しずつ変わってきました。2018年当時は約0.4ヘクタールだった自社茶園も、農家の方の引退や、後継者不在をきっかけに畑を引き継ぐことで、現在では約15ヘクタール(2026年現在)まで広がっています。管理する品種や栽培方法も増えて、そのぶん求められる知識や技術も広がりました。毎年、新しい発見があり、自分自身も茶畑とともに成長してきたと感じています。

ライフスタイルや、福利厚生について教えてください。

収穫シーズンとなる5月頃〜10月頃の勤務時間は基本的に7時〜16時です。そのなかで新茶や二番茶、秋冬番茶の収穫期の約1か月間と、三番茶の収穫期の約1週間の勤務時間は、5時〜18時と長時間となります。茶葉の成長は待ってくれませんし、雨が降ると収穫ができないため、集中して作業を進める収穫期は、特に体力勝負です。

一方で、オフシーズンとなる11月頃〜新茶前の4月頃の勤務時間は8時〜17時となります。機械で作業しやすいように道を整備したり、雑草が生えにくいように農道をコンクリート舗装したりと、翌年の収穫を見据えた環境づくりをおこなっています。

収穫のない時期も社員として働けるため、収入が安定していることも魅力だと思います。休みにおいては、収穫期以外は有給休暇を取得しやすく、夏季休暇や年末年始休暇もあるため、メリハリをつけて働くことができます。

お茶への思いや、今後の目標を教えてください。

茶園管理部メンバー全員で「その年で一番のお茶をつくろう」という目標を掲げ、茶葉づくりに取り組んでいます。メンバーは年齢も近く、それぞれが意見を出し合いながら、挑戦できる面白さがあります。「良い新茶の芽が出た」と思えたときは、大きな達成感があります。これからも、お客様がそれぞれの茶葉に求める期待に応えられるよう、量と品質の両立を目指して試行錯誤を重ねながら、ひとつひとつの茶畑と向き合っていきたいです。

また、近年の掛川市では、茶畑の耕作放棄地がさらに増えているのが見受けられます。佐々木製茶としては、地域で受け継がれてきた茶畑の景色や、お茶づくりの文化を未来へつないでいくためにも、引き続き農家の方の引退や、後継者不在によって管理が難しくなった茶畑を受け入れていきたいと考えています。今後も茶園管理部が担う茶畑は増えていくと思います。人材の増員や、機械の導入による効率化を進めながら、地域のお茶づくりの未来も支えていきたいです。

仕事がある日のスケジュール Workday Schedule

  • 7:00

    朝礼・準備 ※収穫期の場合は1日(5時〜18時)摘採・運搬

  • 8:00

    農薬散布

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    農薬散布(続き)

  • 15:00

    業者との打合せ・農薬発注、管理茶園の地主様の訪問

  • 16:00

    翌日の作業の準備 退勤