感覚を頼りに味わいを決める茶師として自信を持って、お茶をお届けする。
2021年入社
本工場 製造スタッフ
A.M.
担当している仕事について教えてください
私は、百貨店や専門店、そのほか当社ブランド「茶の庭」に並べられる高級茶を製造する「本工場」に所属しています。茎や粉などの「出物」と呼ばれる不要なものを取り除く工程や、「火入れ」と呼ばれる焙煎作業などの、仕上げ工程を担当しています。仕上げを通して、お茶の味や香りを決定づける私たちは「茶師」と呼ばれます。
特に「火入れ」は、茶の味わいや香りを引き出す重要な工程です。農作物である茶葉の状態は毎日変わるため、その日に採れた茶葉の良さを、最大限に引き出せるように火入れをしています。また、天気や温度によっても火の入り方は変わるので、時間や温度の細かな調整も欠かせません。
頼りになるのは、自分の五感です。火入れ前の「荒茶」の感触や見た目、香りを丁寧に確かめ、荒茶を淹れて風味を確認します。味だけでなく、見た目にもこだわり、一杯のお茶として満足していただけるように心を込めて仕上げます。自分が仕上げたお茶を、多くのお客様に味わっていただけることが、一番のやりがいです。

職場のチーム感、雰囲気について教えてください
仕上げ工程では、ひとりでもくもくと作業することが多いのですが、迷ったり困ったりしたときには、茶師の先輩方にすぐに相談しています。特に「新茶」などの高級茶を火入れする前には、「このようにしたいのですが、どう思いますか?」などと確認してアドバイスをもらっています。新茶は鮮度を生かすことが大切なため、火を入れすぎないことが鉄則です。
工場内は、基本となる考え方は共通しているものの、作業の進め方は人それぞれです。そのため、先輩たちの工夫には改善のヒントがたくさんあります。最近では、「出物」を取り除く工程において、新しい発見がありました。あらゆる先輩の技術を見て取り入れてみると、早く、きれいに、かつ、やりやすい方法を見つけることができました。まずは、教えてもらった型通りに覚えて、次に自分なりの工夫を加えて試してから、一番しっくりくるスタイルを最終的に取り入れていきます。

佐々木製茶に入社を決めた理由を教えてください
私は掛川市出身で、地域を代表する産業であり、日本の伝統的な食文化でもあるお茶に携わる仕事がしたいと考えていました。子どもの頃から、佐々木製茶の茶を家庭で飲んでいたことから、佐々木製茶に興味を持ちました。
入社して驚いたのは、お茶の種類の多さです。佐々木製茶では、紅茶やほうじ茶のほか、煎茶にもさまざまな茶種があり、それぞれ苦みや甘み、香りなどの個性があります。働きながらお茶への理解を深めることができました。
そして「工場」と聞くとライン作業で決められた手順どおりに製造する仕事をイメージしていましたが、佐々木製茶はそうではありませんでした。茶葉の状態を見極めながら、自分の感覚を信じて進めていきます。こんなにも自分自身の感覚が重要になるとは思いませんでした。自分の感覚を磨いていくために、先輩方とも一緒にたくさんのお茶を見て、飲んで、感じたことを共有しています。
ライフスタイルや、福利厚生について教えてください。
佐々木製茶のある掛川市は、自然と利便性のバランスが良いまちだと思います。山も海などの自然に囲まれた立地ながら、新幹線が停車するため、都会へのアクセスも良く、休日には気軽に遠方へと出かけられるのも魅力です。私は都会へ遊びに行っても、やっぱり掛川のほうが住みやすいと感じています。
勤務時間は8時から17時が基本です。しかし高級茶の原料となる「新茶」の収穫時期の5月頃は1年のなかで最も忙しい時期となります。その日に届いた茶葉を、新鮮なうちに仕上げるために、収穫量に合わせて工場を稼働させる必要があり、早出や残業で対応することがあります。
一方で、それ以外の時期は、有給休暇も取得しやすい環境です。また、夏季休暇や年末年始にはまとまった休暇があるため、旅行や趣味など、プライベートの時間を楽しむことができます。

お茶への思いや、今後の目標を教えてください。
急須で茶を淹れる最後の一滴には、お茶の旨みが凝縮されています。ぜひ注ぎ切って味わっていただきたいです。ふわっと広がる香りとともに、茶を淹れるひと手間も含めて、楽しんでいただけたら嬉しく思います。
今後、茶師として目指すのは「荒茶にどのように火入れをしたらおいしくなるのか自信を持って見極められるようになること」そして「できあがったお茶が “その茶葉の一番おいしい状態 ”だと自信を持って言えるようになること」です。
先輩方のなかには、「仕上技術競技会」というお茶の大会で賞を取られている方もいて、その見極めは勉強になります。私が仕上げたお茶を飲んでもらったとき「今日のお茶は特においしいね」「いい出来だね」と声を掛けてもらえることがあり、嬉しく思います。私も大会で上位を取れるほどの技術や感覚を持ち、認められる茶師になれるよう頑張りたいです。それが自信にもつながっていくと思います。
そして、これから加わっていただく社員の皆さんは、お茶を一緒に盛り上げていく仲間でもあります。そのような大切な仲間にも、自信を持って技術や感覚を伝えられるように、成長していきたいです。
仕事がある日のスケジュール Workday Schedule
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8:15
機械の立ち上げ、茶葉の形状の確認、網の番手による抜け具合の確認
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8:30
焙煎スタート、焙煎度合いの設定・途中の焙煎度合いを複数人で確認
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9:30
棒・粉などの最終製品に不要なものを取る(選別)
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12:00
社員食堂で昼食
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13:00
選別終了
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15:30
焙煎・選別済みのお茶を合組する、機械の掃除
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16:00
合組したお茶の取り出し、出来上がりの確認、記録表の記入
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16:30
全体掃除、翌日の仕上げの準備、終礼
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17:15
退勤